ガヴォット第14番ロ短調第2楽章"鬱の途中"

ロ短調で語る60年史, 1954~2014

炭酸は骨を溶かす?

ai00142005-10-20

という話題が(id:yosuzumetei)さんのところで出ていた。
(都市伝説 というものから生まれた迷信?らしい)

実際コーラの中に歯などを浸しておくと溶けるという
実はコーラには炭酸よりはるかに強いリン酸が含まれていて
pHは2.5くらいのかなり強い酸性になっている。
炭酸(二酸化炭素)は弱い酸で飽和溶液でもpHは5.6くらいだから
いわゆる炭酸水に歯を入れても溶けない

ところがコーラやレモンのような酸性のものを飲んでも
体内で化学変化してしまうから体液や血液が酸性になることはない
いまだに誤解が多いのだが食べたものによって体液のpHが変化することはない


骨というのはアパタイトという化合物で
リン酸カルシウムのリン酸イオンの一部がフッ化物イオンなどに
置き換わった構造をしている
微量のフッ化物イオンは骨や歯を強くするけれども
過剰だと逆にもろくなってしまう
もちろんリン酸イオンとカルシウムイオンのバランスも大切で
現代人はカルシウムイオンの摂取が不足気味で
相対的にリン酸過剰になりやすい
こうなるとやはり骨がもろくなってしまう
さらにカルシウムイオンが不足した状態で
カドミウムイオンが体内に入ると大きさが似ているせいか
カルシウムイオンのかわりにカドミウムイオンをとりこんでしまい
極端に骨がもろくなる(いわゆるイタイイタイ病

カルシウムイオンは生命維持に不可欠なイオンで
極端にカルシウムイオンが不足すると
骨からカルシウムイオンが溶け出してしまう(いわゆる骨粗鬆症


コーラを飲むと骨が溶ける というのはこのあたりから生まれた迷信らしく
実際にはリン酸の過剰摂取やカルシウム不足が原因になっているのだと思う