ガヴォット第14番ロ短調第2楽章"鬱の途中"

ロ短調で語る60年史, 1954~2014

徒然草第110段

ai00142008-07-06

双六の上手といひし人に、その手立を問ひ侍りしかば、
「勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり。
 いづれの手か疾く負けぬべきと案じて、
 その手を使はずして、一目なりともおそく負くべき手につくべし」
と言ふ。 道を知れる教、身を治め、国を保たん道も、またしかなり。

ワラノートの現代語訳
モノポリーのチャンピオンに、勝つためのセオリーを訊いてみたんだわ。そしたら、
「勝ちたいと思って打っちゃ…ダメッ…、負けぬ…と思って打つッ…!
 どう打ったら…すぐにでも負けてしまうか…これをまず考えるッ… わかったら…その手は禁じ手…絶対的悪手…ッ!
 一マスでも差をつけッ…『負け』が遠のく打ち筋ッ…!それが…神の一手…ッ!」
だってさ。研究や政治も同じことだよね、ちったぁ見習えっつーのwww


これはモノポリーだから通用することであって
他のゲーム 例えば麻雀やトランプには通用しないし
比較的共通点のある囲碁や将棋でもこのような方法で勝つことはできない
まして学術研究や政治などは全く違う考え方が必要なはず

ある世界で通用することが別の世界でそのまま通用することは稀である
子育てだって企業経営だって成功した人のやり方をそのまま真似てうまくいくはずがない
甲の薬は乙の毒 という諺もある

負けない戦略が必勝法 なんて理屈が通用する世界はそんなに多くない


オセロやモノポリーの場合は
いちばん負けにくい手=最善手 であることが多いので
こういうゲームは人間よりコンピュータのほうが強いことがあるけど
将棋ではまだまだコンピュータがプロ棋士に勝つのが難しい
羽生さんの将棋とか見てると必ずしも最善手を指してはいない
とくに劣勢のとき いくら最善手を指しても 相手が最善手を指し続ければ負けるわけで
むしろ最善手ではない勝負手で逆転していることが多いような気がする

Berryz工房の今回の新曲 行け行け モンキーダンス! は明らかに最善手ではないが
そういう意味で勝負手なのかもしれない