なっきぃ的炭酸塩の化学
ノソ*^ o゜)今日は炭酸塩について学習しますね
リl|*´∀`l| まのえりの曲を書いた人
ノソ*^ o゜)それは KANさん
洲 ` v ´) わかった 牛の舌だ 焼肉屋にあるやつ
ノソ*^ o゜)それは タン
从・ゥ・从 すごく辛いラーメンじゃない
ノソ*^ o゜)それは 担担麺 そうじゃなくって・・・
リ ・一・リ じゃ何なの
ノソ*^ o゜)炭酸の塩でんがな
ノk|‘−‘)そのまんまやん
ノソ*^ o゜)だからみなさん 二酸化炭素 って知ってますね
この二酸化炭素はちょっとだけ水に溶けて 炭酸 っていう酸になるんです
炭酸はちょっとだけ電離して 炭酸イオン っていう2価の陰イオンになり
この炭酸イオンが陽イオンと結合したものが炭酸塩 っていうわけ
リ ・一・リ 台本どおりだけど よく読めたね
ノソ*^ o゜)あ〜ん それを言っちゃだめ
なんかね もともと地球上には二酸化炭素しかなくて
そんで植物が光合成ってのをやっていろんな有機物ができて
さらにいろんな生物のはたらきで炭酸塩もできてきたらしいの
だから炭酸塩を調べれば地球の歴史がわかるとか
从・ゥ・从 そうか 鍾乳洞も炭酸カルシウムだもんね
ノソ*^ o゜) エベレストも炭酸カルシウムが成分の石灰岩でできてるから
昔は海の底だった なんてこともわかるわけ
さらに大理石ってのは石灰岩がマグマにふれて
接触変成作用 ってのを受けてできたものだし
貝殻や鶏の卵の殻なんかも炭酸カルシウムなんだよ
試験に出る炭酸塩の性質
炭酸は2価の弱酸なのでアルカリ金属の炭酸塩の水溶液はかなり強いアルカリ性。
またアルカリ土類金属の炭酸塩は水に溶けにくい。
アルカリ土類金属の炭酸塩は加熱すると熱分解するが
アルカリ金属の炭酸塩は熱分解しない すなわち
炭酸カルシウムは熱分解するが炭酸ナトリウムは熱分解しない ということ。
炭酸塩はいずれも塩酸に溶けて二酸化炭素を発生する
小学校ではよく石灰岩に塩酸を加えて二酸化炭素を発生させている。
化学反応式を書くときの注意
炭酸塩に炭酸より強い酸を加えた場合二酸化炭素が発生する。
このとき反応式の右辺に H2CO3 を書いてはいけない。
炭酸はすぐさま水と二酸化炭素に分解するので右辺には CO2 + H2O を書く
酸の強さの順
塩酸や硫酸はもちろん安息香酸やサリチル酸も炭酸よりは強いので
安息香酸やサリチル酸も炭酸塩と反応して二酸化炭素を発生する
芳香族化合物の分離において安息香酸やサリチル酸を含むエーテル溶液に
炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて分液漏斗で振ると
安息香酸やサリチル酸はイオンとなって水層に移る
しかしフェノールなどの炭酸より弱い酸や中性・アルカリ性の化合物はエーテル層に残る。
塩基性塩
炭酸マグネシウムと呼ばれているものは塩基性塩の水和物で広い用途がある
炭酸マグネシウムの正塩の無水物は菱苦土石と呼ばれるがあまり見かけない
緑青(ろくしょう:銅の青さび)も複雑な組成の塩基性塩
酸性塩
炭酸は2価の酸なので酸性塩が存在する
重曹(炭酸水素ナトリウム)は酸性塩なのに水溶液は弱いアルカリ性(センター試験頻出)