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ガヴォット第14番ロ短調第2楽章"鬱の途中"

ロ短調で語る60年史, 1954~2014

二酸化炭素

14族の元素

ひどい記事があった。http://news.ameba.jp/20120221-346/
こういった健康関連の記事というのは
書いてあることは間違っていないけど読む人が勝手に誤解することを想定した
おおげさ 紛らわしい といった類のものが多いけど
この記事は書いてあることのほとんどがデタラメというとんでもない記事
たぶん書いている人の化学に関する知識がなさすぎるんだろうけれど
案外二酸化炭素や炭酸イオンに関する正しい知識がない人が多いかもしれない

まず小学校の教科書に書いてありそうなことから復習してみましょう

二酸化炭素は
・無色無臭の気体で空気より重く水に少しだけ溶ける。
・空気中には0.03%くらい含まれている

中学や高校ではもうすこし定量的なことも習います
・炭素原子の両側に酸素原子が2個結合した3原子分子からなり化学式(分子式)が CO2
・密度1.562 g/cm3 1気圧のもとでは液体にならず気体から固体(またはその逆)に昇華する。
・水に少し溶けてわずかに電離し2価の弱酸として働く

二酸化炭素が水に溶けたものを炭酸
二酸化炭素が固体になったものをドライアイスといいます
厳密には炭酸という化学種は不安定ですがそこは慣用的に使われているので
炭酸ガス=気体の二酸化炭素
炭酸水=炭酸=二酸化炭素の水溶液
ドライアイス=固体の二酸化炭素
と考えていいと思います。

さっきの記事を見てみると

> 炭酸水自体は、弱酸性ですが、体内に入ると弱アルカリ性に代わるという特性があるので、
  健康と美容のためにアルカリ食品の炭酸水は良いと言えるでしょう。
ここまでひどい記事はここ数年見たことがありませんでしたけど絶句ものですね
動物の体には恒常性といって外部環境が変化しても内部環境を一定に保つ働きがあります。
だからヒトの体液のPHはほぼ7.4に保たれていてほとんど変化しません。
もし体液が7.0以下とか7.8以上になったら死んでしまいます。
大昔(50年くらい前でしょうか)にいわれたように体が酸性に・・ということはありえません
もちろんアルカリ性になっても死んでしまいますから
体がアルカリ性になると健康にいい なんてのもデタラメ中のデタラメです。

炭酸ガスに含まれる重炭酸イオン。
 これが、活性酸素(老化や病気のもと)を除去してくれる働きがあります。
炭酸ガスは気体の二酸化炭素のことですから
炭酸ガスの中には二酸化炭素分子しかありません
重炭酸イオンというのは慣用的に使われてる炭酸水素イオンの別称ですが
活性酸素どうこうの話は細胞内での話なんでしょうか
少なくとも炭酸水を飲んでも胃で強酸である塩酸と反応して二酸化炭素になり
ゲップとして排泄されるだけではないでしょうか

>炭酸水の良い効果は、“血行促進”や“疲労回復”
本当にそんな効果があるならビールやコーラを飲んでも疲れがとれるはずですね


無知と嘘と出鱈目で固めたような記事なんですがどんな奴が書いたんですかね